フローリングなどに特殊な液剤を塗布して固着させる技術がフロアコーティングで、その目的は床の保護にあります。耐久性やその他耐性が非常に優れていることもあって、フロアコーティングは普及が著しいですが、施工の前には知っておきたい点として硬度があります。硬度は文字通りその物質がどれくらいの硬さを持っているのかという度合いであり、これを数値化したものです。フロアコーティングにおける硬度とは、液剤の固化後の硬さになります。

この硬度は実は用いる液剤ごとにかなり変わってきます。一般的には硬度が高いほど引っかき耐性なども優れるため、普段の使用でも傷がつきにくくなります。液剤ごとの硬度を見ていくと、ワックスを除けば一番硬度が弱いのが水性ウレタンコーティングです。次がウレタン塗料コーティング、そしてシリコンコーティング、UVコーティングと硬度が高くなります。

現在最も硬度が優れているのは特殊ガラスコーティングとセラミックコーティングとなります。このように硬度だけを見れば特殊ガラスコーティングとセラミックコーティングが優れていますが、フロアコーティングの性能は硬度だけでなく、耐性の種類や固着の早さなども大切になります。また当然コスト面も考慮する必要があり、先述のガラスコーティングなどは硬度が優れる代わりにやや費用が高めとなるのがネックです。どの液剤をフロアコーティングに用いるとベストかは、硬度も含めて総合的に判断をするのが望ましいと言えます。

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